現在販売されているスカイラインはハコスカのようなスポーツカーのイメージはなく、高級セダンとなってきていますね。
新型の12代目のスカイラインも先代の11代のような形になっています。
この12代目のスカイラインもハコスカエンジンからの伝統の6気筒から変わり、エンジンはVQ型が搭載されて販売されましたが、先代に販売されたエンジンと比べるとかなりの改良が加えられていて、内部機関の80%もの変更がされています。
販売後にそこまでの大改良をされると、先代で販売されていたエンジンはかなり手を抜いていたのか?と思ってしまいますよね!
新型として販売されている改良エンジンは3500ccモデルで315馬力も発生させるという事ですから、先代と比べると40馬力もアップしていることになります!
少し前に、販売された11代目を買ってくれた方々は何とも言えない気分だろうと思います。
しかし、外国の方では評価が高いらしく、VQエンジンに関しては米ワーズ社の10ベストエンジンを受賞しています。
この今まで販売されていたVQエンジンに限っては13年間連続で受賞していて、このような長い期間の連続での受賞は極めてめずらしいということです。
それにしてもエンジンの内部を80%も改良することで40馬力もアップするというのですから相当のパワーロスがあったのでしょうか?それともかなり高回転仕様になったのでしょうかね?
もう今となっては、ハコスカは中古車の部類しか存在しない車ですね。
中古車といえば、新車を購入したユーザーがいずれ次の車に乗り換える為、それまで乗っていた車をディーラーに買取りさせるか、中古車業者に売却処分されることになってしまいますよね。
ディーラーや中古車業者に買い取られた車は、いったん整備されて販売されたり、中古車オークション市場に出されることがほとんどです。
一昔前のころは、中古車流通のしくみが整っていなかったので、ディーラーが自社で販売しきれない下取り車を、独立系の中古車販売業者に渡す形で流通していました。
それからオークション形式で、業者同士での取引が各地で行われたり、衛星を使ったネットオークションなどが行われるようになってからは、中古車買い取り専門店や特定の車種だけを取り扱う独立系販売業者なども登場しました。
最近では、トヨタでも買い取り専門店をチェーン展開してT−UPを立ち上げるなどして、メーカーやディーラーでも中古車に力を注ぐようになりましたね。
日産でもハコスカの中古車専門店を立ち上げて全国各地に散らばったハコスカをもう一度店頭に復活させてほしいですね。
パーツなども復刻版を出して絶滅の危機を救ってほしいものです。
ハコスカを新車で買った人の中に、一度手放してしまったけど、販売されてるのを見てまた中古車で買いなおした!という人は結構多いと思います。
もう今さらやっぱりハコスカがほしいと思ってもなかなか簡単には手に入らないですが、それでも大金を払ってハコスカを買いなおす人もいますよね。
もう30年も前の車になりますから、走行距離や事故歴なんてのはもうどうでもよくなっていると思います。
といっても、フレーム修正くらいの大きな事故車はちょっと敬遠してしまいますが…。
やはり、中古車の中にはとんでもないものもありますよね。
今は規制がされて落ち着いていますが、少し前のころは、交通事故などで破損した中古車を修理している業者の中に、事故者ということを隠して販売している業者がいて、事故が原因の気付かれにくい欠陥があるのにもかかわらず、乗り続けているうちに、欠陥部分が原因で事故が起こってしまうような危険性の高い中古車もありました。
また、ニコイチと言われる事故車2台を使って事故の影響を受けてない部分をつなぎ合わせて1台を仕上げるという粗悪品の中古車も存在しますよね。
しかし、ハコスカとなると、そうまでしないと、もう手に入らないかもしれません。
私も、ハコスカの値段によってはニコイチでも大きな事故車でも買ってしまうかもしれないですが…。